不思議な生態 体のつくり

アオダイショウとマムシの見分け方|現場で迷わない“5秒チェック”

藪からスルッと現れたヘビ、アオダイショウマムシかで対応は真逆です。

この二種はよく似ています。

見分け方を知らないと、無毒のアオダイショウを過剰に恐れたり、逆にマムシに近づいてしまったり。

この記事では、写真がなくても判断できる決定的ポイントを、安全第一の手順でまとめます。

トップの画像はアオダイショウです。

まず最初に:距離を取る(2〜3m)

最優先は離れること棒で突かない・捕まえない・写真に夢中にならないこの三つが大切です。。

そのうえで、落ち着いて顔つき→体型→模様→いる場所の順にチェックします。

顔つきで:瞳孔と“ピット”

※画像はマムシ

  • アオダイショウ丸い瞳孔(丸目)。頭はなだらかな楕円形で、目と鼻の間に窪み(ピット)はない
  • マムシ縦長の瞳孔(猫目)。頭ははっきり三角形で、目と鼻の間に小さな窪み=ピット器官がある(熱を感じる穴)。
    ※距離があると瞳孔は見えにくいですが、三角のずんぐり頭+ピットは強い決め手です。

体型とサイズ:長く細いか、短く太いか

  • アオダイショウ長くてスリム。成体は150〜200cm級になることも。動きは機敏で、木登りも得意です。
  • マムシ短く太い円筒形。成体は45〜60cm前後が多いが厚みがある。動きはゆったりとしています。

体色・模様:“時期と年齢”を踏まえて見る

※画像は幼体のアオダイショウ

  • アオダイショウ(成体):全体はオリーブ〜茶緑色の単色調がある。腹側は淡色
  • アオダイショウ(幼体)焦げ茶の横斑がはっきり出る(ここでマムシと誤認されやすい)。ただし体は細く長め頭は丸い
  • マムシ灰褐色の地に“砂時計型(ひょうたん型)”の濃斑が連なる。目から口角へ黒い帯が走ることが多い。鱗はややマット

いる場所と時間帯:状況証拠で補強する

  • アオダイショウ家屋まわり・納屋・屋根裏木の上石垣や用水路の縁日中もよく活動。
  • マムシ草むらの縁・田の畦・沢沿い・河原の礫帯など、隠れて待つ狩り場を好む。朝夕〜夜に出合いやすい。
    環境は決め手にはなりませんが、模様や体型の判断を後押ししてくれます。

子ヘビの要注意ポイント:尾先の“黄色いルアー”

  • マムシの幼体尾先が黄色で、虫のように動かして小動物を誘うことがあります(カウダルルアリング)。
  • アオダイショウの幼体黄色の尾先は出ない。ここは強い識別材料です。

間違えやすい別種との線引き(超簡潔)

  • ヤマカガシ:首元に赤×黒の帯が出る型があり、弱いながら毒を持つ。瞳孔は丸体は長い。むやみに触らない。
  • シマヘビ縦縞が走る細長いヘビ。無毒。丸目三角頭ではない
    迷ったら**“三角頭+猫目+ひょうたん模様”=マムシ寄り**と覚えて、距離優先

咬傷リスクと正しい対応

マムシを持ち、噛まれてしまった場合は局所の腫れ・痛み・出血傾向が出ます。

下記のことを必ず意識してください。

  • 走らない・もまない・切らない・吸わない(専用の器具がある場合はそれで吸ってください)。
  • 噛まれた腕や脚を心臓より低く保ち、安静にして速やかに医療機関へ
  • 指輪や腕時計は外す(腫れ対策)。
    自分での止血・切開は厳禁です。疑わしければ救急外来へ。

マムシの毒は死亡例もあります、噛まれてしまたら落ち着いて上記の行動をしてください。

管理人がアオダイショウとであったとき

管理人は田の畦で焦げ茶の横斑を見た瞬間、反射的にマムシだと構えました。

けれど頭は丸く、体は細長い。距離を保ったまま斜め前に回り、瞳を確認したら丸目でした。

つまり幼体アオダイショウでした。“模様だけで決めない”、現場で一番効いた学びです。

めちゃめちゃ怖かったですが…

まとめ:模様より“顔つき+体型+尾先”で決める

  • 丸目・長細い・ピットなし → アオダイショウ
  • 猫目・短太い・三角頭+ピット・幼体は黄色い尾先 → マムシ

見分け方を知っていても、最優先は距離をとることです

アオダイショウ益獣としてネズミ退治もしてくれます。

どちらにせよ無用な接触はしない――それが、人にもヘビにもいちばん優しいフィールドマナーです。

-不思議な生態, 体のつくり
-, , ,